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日々の雑感が惰性で書かれた怪文書

「逆上がり」という重力魔法

私は逆上がりが出来ない。

 

冷静に考えてみて欲しい。棒ひとつ介しているとはいえ、アレは宙返りだ。相応しい言葉を当てはめるなら、「バク宙もどき」が正解だと思う。並大抵の人間にはおいそれと出来ないパフォーマンスである。

 

アレはもはや重力をどうこうして回転しているとしか思えない。アンチグラビティだ

 

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そもそも逆上がりとは一体何なのか?重力魔法ならそうと早く言ってくれWikipediaにも当然書いてあるはず。

逆上がり(さかあがり)は鉄棒運動の上がり技の一つ。地面に足をつけた状態から始め、体を後方に回転させながら棒上に上がる。子供達の遊びとしてもよく行われるものである。

棒上支持からの後転はしばしば「空中逆上がり」とよばれるが、これは正式には「後方支持回転」という回転技で、逆上がりとは別の種類のものである。(原文ママ)

子どもたち強すぎるな??

 

いや、確かに私の同学年で逆上がり、もとい反重力の奥義を習得していた友人はいた。しかし、当時の私は「あの子は成熟が早いだけで、いつか自分にだって……!」という思いがあった。才能の発露を待つ期間も必要だと思い、定期的に校庭へ繰り出し、鉄棒と格闘し続けた。

 

学年は4年、5年、6年生へと進む。一向に成功しない逆上がり。

 

私は思った。

 

 

 

 

これは才能の問題か、と。

 

 

 

 

とある魔術の禁書目録でいえばレベルゼロ、僕のヒーローアカデミアでいう無個性というやつだ。しょせん私は持たざる者側。

 

小学生の世界の狭さは半端ではなくて、逆上がりできるというだけで超能力くらいの価値はあった。今でも「バク宙出来ますよ」って言われたらすご!!!れ!!!!ってなる。それだ。

 

まあ今でも逆上がり出来る人は悪魔の実でも食べたのか?くらい思ってるけれど。

 

ちなみに私は側転もできるし、ロンダートもできる。開脚前転は出来ない。

 

もうあとやるならバク転か逆上がりか……くらいの段階まで来ているので、誰か逆上がり教えてください。

 

小中学生の時にコツやら何やらを散々試して無理だった逆上がりは、今の私にはひねり加えたバク宙くらいの価値はあるはずだ。

逆上がりができるコツ かけっこが速くなるコツ―みるみる運動神経がよくなる本

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