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日々の雑感が惰性で書かれた怪文書

感想 ダンキライベ『飛べる!はちゃめちゃトラベル』✈️

※イベストのネタバレ含みます

 

今回は修学旅行が舞台のイベント。

 

ダンキラ先進国に行って研修するのが目的。

 

いやダンキラ先進国ってどこ……?

 

今回行く国は「ランプバートル」って名前みたいだけど、ダンキラ発祥の地とかだろうか?セブンズオリジンゆかりの地とか……とこの時は思ってました。

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それはそれとして、ガチャで出るまひるの枕投げベッド・インなんかがイベの目玉だったと思う(あくまで個人的に)。登場人物のダンサーが全員高校生のコンテンツとは思えない……。

 

エトワールがファーストクラスに乗るのは既定路線だけど、私がファーストクラスに乗ったことがないので貧弱な想像力でゴージャスな旅路のイメージを補完していた。

 

今イベでみんなとそんなに絡めなかったのは残念無念……次回に期待。

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(実際のファーストクラス)

 

メリパの「夜野零士」ことお母さん(逆)に頼る子供たち。安心、信頼感がすごい。

 

もっとやって(シャブ)

 

アゲハとまひるの絡みで突っ込んだのが蓮太郎だったんだけど、意外とツッコミ役だよね。もっと普段BMC以外はスルー&シカトみたいな感じだったと思うんだけど……。

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あと君なんだよこの顔!どんな心境なの??あくびなのか!?SUKI……(チョロ)

 

あと充電コード持ってこないおブスいつも携帯どうやって使ってるんですかねぇ……。現代社会に向いてなくて逆に心配になるレベル……。

 

弟たちに外国の景色を見せてあげられなくなって露骨にテンションダウンするおブスも可愛いネ……。そうそう、普通にお土産買って話してあげたら喜ぶと思うのでアゲてこ!

 

携帯持ってないのかなと思いきや普通に持ってるのね……。

 

まあ携帯普段使わないし、電話とメールで完結するからガラケーにしてるって人もいるしそういうタイプの人なんだろうきっと。これを機にしゃべスタ始めて欲しいですね(ニッコリ)

 

空気読んで約束の筋肉を触らなかったゆかり偉いぞ〜〜〜。利子付きでガッツリ触っていけ💪

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今回は全員に光が当たった感じの群像劇だったね。わりとこの最近はおブスが登場するイベ多い感じするんだけど気のせいかな……?

 

次回こそは何卒BMCをよろしくお願いします……!!(祈)

感想 ダンキラ!!!イベ「あれれ?inワンダーランド」

※イベストのネタバレ含みます

 

誰しも物語の中に入って人生を送ってみたいという願望は抱いたことはあると思う。近年で言えば、異世界転生やタイムスリップが主流のはずだ。多分。

 

今回のダンキラのイベントは芸術祭で演劇をやるにあたって、アリス・イン・ワンダーランドの世界を再現するというものだった。

 

この時は芸術祭なのだから種目ダンキラでも良くない??とは思ったけど、芸術としてのダンキラはエトワ優勝の未来が確定してしまう…。

 

などなど能書きは置いといて、つまり最終的には何だかんだ言って推しがアリスやらケモやらキメた姿になってるのを見れるわけですね?

 

最&高

 

ストーリーの始まりはノエルのうたた寝からだった。寝顔を盗み見るアキラ……ファビュラスなのはマイエンジェルの寝顔のほうだね……。

 

アリスは聖人。まあこのメンツの中なら出来そうなのは君かシキくらいのものだよね。

 

今回のイベは本当に不思議感満載で、首が取れちゃう望くんとかどーなってんのそれ!?みたいなのが沢山あった。明らかに滝みたいなシチュエーションから扉開けたら紅鶴の庭へ、とかとか。

 

またノエルの夢落ちかな〜?

 

と思ったらハートの女王であるアキラとその取り巻きメリパが登場。なかなか堂に入った演技だねアキラくん……。

 

まあ案の定タルトは聖人が食べてて裁判が始まるわけですよ。裁判が終われば結局みんなの首をちょんぎるらしい。

 

エッ、裁判の意味は??

 

とはいえここはダンキラが至上主義。裁判よりダンキラが公平のようだ。ダンキラで勝てば犯罪もバンバン起こして大丈夫!(超暴論)

 

司法省もビックリだね!

 

ことダンキラに関しては超絶ノリノリのノエルくん。しかしハートの女王側のメンバー多いな?メリパにアキラにその他従者……。対してノエルと聖人ふたり。

 

バカヤロウお前俺は勝つぞお前!

 

まあ結局ノエルの夢落ちなんですけどね〜〜〜って感じになったけど実はもう芸術祭終わってた。もしかしてノエルくんは夢遊病の気があったりするのかしら。

 

しかし肝心の聖人は夢の内容を覚えている(知ってる?)らしい。二人揃って同じ夢を見るのは四字熟語で「二人同夢」と言うみたいですね。

 

そのまんま〜〜〜!

 

聖人は夢か現実か、どうだったかねえ?みたいな〆をしたけど君そういうキャラだっけ?ミステリアスな部分があるのは認めるけど!彼にはもっといつも足足脚脚言ってて欲しい

 

なんにせよ何か不思議なイベントでした。なんとなーく短く感じたような気もするので次イベは長めのエモを期待したいと思います(勝手にハードルあげるクソ)

 

びえむしくんそろそろ来てもええんやで…?

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感想『バディコレクションEP1 宿命の赤い糸』

近年の同人ゲームは課金システムの普及で相対的に上がった買い切り型のゲームの地位により、任天堂に申し込めば普通にSwitchに移植されたりすることが多くなってきている。

 

そんな移植された中でもフリーゲームの推理カテゴリで最高傑作とも呼び声高く、最近になって2章が追加された『バディコレクション』を紹介しようと思う。

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目を覚ますと病院にいたあなた。担任教師の佐伯が言うには、あなたは探偵科の生徒で捜査中に怪我をし、記憶と相棒を失ってしまったのだという。相棒の安否は不明。生存は絶望的らしい───・・・・・・

その後、学校に戻る決心をしたあなただったが、割り当てられたのはEクラスという最もランクの低いクラスだった。

 

これが基本的なあらすじである。

 

編入したEクラスは自分の他に3人しかおらず、担任の佐伯は特Aクラスとの掛け持ち。ちぐはぐなメンバーであったが、佐伯から唐突に合同合宿の話が持ちかけられる。

 

合同合宿の中身は地下施設の天井に担任の佐伯(マネキン)が首吊り死体となっていて、殺した主人公含めた4人の中の犯人役の生徒を推理して言い当てる、というようなものだった。

 

しかし翌朝、エントランスホールにはマネキンではなく佐伯本人と思われる死体が天井に吊り下げられていた。彼の指紋認証でなければ出口の扉は開かないので、完全密室で自分たち生徒4人の中に殺人犯がいる……という状況になってしまう。

 

真相解かないと出られない建物の中に殺人犯と一緒ってかなり気が狂いそうである。

 

疑心暗鬼のまま2人組に別れて現場を捜索、この中にいる犯人を推理する───というのがEP1での内容だ。

 

推理ゲームとして、トリックが面白いので細かな内容には言及しないけれど、設定に関して話していこうと思う。

 

まず、EP1で中心的なものとなるのが「S区連続児童誘拐殺傷事件」である。

 

【S区連続児童誘拐殺傷事件について】
  • S区で6~9歳の子どもの行方不明事件が4件発生。3名の女子児童が殺害。2名の男児と女児が重症で発見される。容疑者として17歳の男子高校生が浮上するも自殺。
  • 被害者 永田萌・須藤志保(九条の知り合い)・鈴城未来(瀧の従姉)・響生和沙(戌亥の幼なじみ)
  • 加害者  男子高校生 現在高校2年になる妹がいるようだ(主人公の可能性)

 

まあ見ての通り、Eクラスには何かとこの事件に関与している人物が揃っているのである。わりと内容もカットしたりしてるので細かい設定見たい方は是非プレイしてね!

 

全員うすうすこの事件の関係者集められた可能性を疑っていたので、主人公に疑いの目がかけられる。

 

─────加害者の妹だから兄の仇で私たちを殺しに来たんじゃないか。

 

主人公は記憶喪失なのでワカリマセンなのだけれど、信じてくれるような仲ではないし、選択肢次第では殺し殺されという某ダンガンロンパみたいなストーリー展開になる。

 

ただ、EP1は人が死ぬとゲームオーバーなので最終的には全員生き残るようになっている。怖いゲームではない。

 

結局は全部佐伯先生が仕組んでやった、彼に見えた首吊り死体も実は服を着せたマネキンでした、というのがオチだ。

 

それでもゲームオーバールート(誰か1人でも殺害)選択すると佐伯先生っぽい人に殺されてしまうので、この人とんでもなく怪しいよね……。おまわりさーん!

 

佐伯も飄々と種明かしをしてくるが、この先生アニメ化したら絶対CV:櫻井孝宏になるタイプの顔をしているので全然信用出来ない。

 

誘拐事件に関してもそうだ。詳しい内容は伏せるけれど、作中にも佐伯が用意した手掛かりの中に事件を匂わせるものがいくつもあった。佐伯は知らぬ存ぜぬで通しているが、戌亥も瀧も「あいつの言うことは信用するな」「あいつと二人きりになるな」など不穏な発言をしてくる。

 

みんな仲良くしようよ!(無理)

 

EP2は既にリリースされていて、今回は他クラスも絡んで来るようなので、楽しみだ。EP3も鋭意開発中らしいので、今のうちにバディコレクションEP1、2をぜひやってみよう。

 

Switch版もあるよ!

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イベ感想『ダンキラ!!!』TRICKor DANKIRA お化け天国

※イベストのネタバレ含みます。

 

駅前の商店街(いつもの)でハロウィンパーティがあるようだ。ダンキラの商店街ってことある事にイベントやってるんだけれど、めちゃくちゃ活発だよね。商店街って聞くと寂れたイメージしか湧かないのであんまりピンと来ない。

 

今回のギンコさん、ワルなイメージあるけど実はかなり可愛いよね……。蓮太郎に誘われたらケモ耳でも仮装しちゃうし……。

 

あと寮長は飴ちゃんあげるお株取られて可哀想。ハロウィンじゃ寮長のいたずらしか価値ないじゃないか!多分彼いたずらされる側に回りたいだろうけど……。三千世界はお菓子がなかったのでイタズラされた。それと聖人君仮装した脚線美って絶対ゆかりの方見て言ってるよね??

 

メリーパニックが三千世界を誘い、まひるが晶に貰った蛍を寝起き写真で脅すという極悪な手口で引き入れた。それはそうと、晶が蛍の寝起き写真撮る時何考えてたんだろう……?「永久保存版だね!ハーッハッハッハ」とか言ってたのだろうか?裸の蛍が晶の隣に寝てた所まで妄想した。トリック・オア・俺!

 

あと蛍くんの寝起き写真、ノエルまで見たがってたの笑っちゃった。エトワールなかよし〜〜〜!写真とお菓子を賭けたダンキラはエトワールの勝利に終わった。一応掛けてるワークスはHeartbeat blast〜ハロウィンver〜なんだと思ってたんだけど、準十八番のシアターベルがTOXICに負けてたしいつも通りランダムなのかな?と疑問に思った。

 

メリーパニックとB.M.C.がTOXICとダンキラしたみたいだけど、冷静に考えてストリートでダンキラって普通に通行の邪魔だよね。ミュージシャンみたいな扱いでお菓子を観客から投げ銭代わりに投げて貰ったみたいだから、この世界線では道端でダンス踊るのが普通世界線。ものさしで測ってはいけない。

 

こんなに楽しいハロウィンなのに、俺がへこむ理由なんてないでしょ!

だってそうでしょ?大切なみんなと一緒に参加できたハロウィンだもん!

 

ま、まひる〜〜〜〜〜〜!これはエトワールとのダンキラに負けて蛍くんに煽られた時に言ったまひるの言葉だけど、紅鶴箱推しコーチには致命傷の言葉である。

 

ひつじ館にいた時もハロウィンパーティーをしていたらしいので、メリパ尊い&推せるのコンボが発生する。3人ともいい子やね……(夢祖父母)

 

翌日、なんと蛍くんが「やり直しハロウィンパーティー」を企画する。昨日は非協力的だったからそのお詫びに……だそうだけど、絶対まひるの言葉に動かされてるのでかなり素直じゃないよね、この子。知ってるけど!

 

まひるは大喜びで蛍に抱きついて、待ってて!ハロウィン衣装に着替えてくるから〜〜とその場を去る。

 

勝手に始めるわけがないでしょ?早く着替えてきて。

日向君が来ないと始められないんだから。

 

などと蛍くんは供述しており……。(吐血)

 

「摩擦シンパシー」の良さを思い知ったイベントだった。今イベントもわりと満遍なくチーム事に推せるポイントはあったように思えた。強いて言うなら三千世界かB.M.C.あたりが寂しかったような気もするけれど、次イベに期待していきたいと思う。そろそろB.M.C.挟んできてもいいんじゃないかな……?

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感想『臨界天のアズラーイール』寿命の引き換えとパラレルスリップの設定を活かした快作

※【注意】この記事はフリーゲーム『臨界天のアズラーイール』本編に関するネタバレ、結末が多く含まれているので、やられていない方は読まないことをおすすめします。

 

普段ふりーむ!をよく見に行って新着で惹かれるものがあれば適当にDLしてやってみるという暇つぶしをしているのだけれど、普段シュミレーションをやっているので、最近はめぼしいゲームが尽きつつあった。

 

最近ノベルゲームをやってないなと少し感じたので初見のサイト「ノベルゲームコレクション」のランキングを見てみると、普段ノベルゲーはやらない私でも分かるような『公衆電話』『バディコレクション』などのビッグタイトルがずらりと並んでいた。

 

このランキングであればきっと全て面白いだろうと踏んだ私は、サムネイルに惹かれた『臨界天のアズラーイールをやってみようとダウンロードした。

 

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以下、内容含め感想。

 

人生の中でも嫌なことがあると、やり直したいという思いや、死んでしまいたいという思いを抱くことは何度かある。本心では生きたいと思っていても、絶望してしまうと突発的な衝動で自殺してしまったりする例は後を絶たない。

 

同時に、私は今まで生きてきた人生を自分の都合よく書き換えた自分という夢想も何度となく繰り返してきた。それはトラウマを思い出す度、逃げるように行った行為である。

 

そういったマイナス面での自分へ突き刺すメッセージを、本作『臨界天のアズラーイール』は有していると思う。

 

本作は主人公・想田理人が新卒で一華建設に入社するところから始まる。そこで施行管理の部署の上司である長島麗美と出会い、だんだんと仲を深めて甘々なラブストーリーが始まる……というのが前半の大まかな内容である。

 

最初は少し冗長かな?と思えるほどの日常シーンが多く含まれている。かなり丁寧に作り込まれているので導入だけで1〜2時間はあった。まあ理人の8年間を描写していると考えたらかなり端折ってはいるのだろうけれど……と思ってたらコレ全部のちの伏線だった。すごい。

 

私も商業施設でイチャついて、「続きは帰ってから……ね?」とか言われてみたい人生でした。ウワーーーーーーーーーーーー!

 

理人は長島麗美と結婚する前から子どもが産まれるまで、ずっと謎の悪夢に悩まされ続ける。理人が宗教的な組織で洗脳されている夢である。病院をいくつも回ったみたいだけれど、理由は分からずじまい。

 

まあ本人は至って健康だしね……。

 

遂に脳が耐えきれなくなった理人は仕事中に卒倒。目が覚めるとモノクロの世界でそこには一人の鎌を持った少女が佇んでいた。

 

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か、かわいい……!

 

彼女の名前はアズラーイールで一つのパラレルワールドを管理している死神らしい。彼女が言うにはどうやら宗教団体に洗脳を受けている理人が本当の姿で、長島麗美と結婚した世界線の理人は彼本人の理想の世界、いわば夢の世界のようなものだと言う。今いる場所はその狭間である臨界天。

 

「さっきまで生きてた世界が虚構だよ」と言われたら誰でもショックを受けそうだ。一応生きた記憶は本物らしいけど……。

 

アズラーイールは自殺する寸前に取引をする死神で、寿命を一週間奪う代わりに理想の世界での一日と交換する役割を担っているらしい。理人は麗美との世界に行く前に取引をして、そこでの寿命が尽きてしまったので、アズラーイールの元へと帰ってきたのだった。悪夢はその前兆だったようだ。

 

アズラーイールは残り寿命の端数、四日と少しを宗教団体で鞭打たれている辛く苦しい現実世界で過ごすか、死んで残り四日をアズラーイールに渡し、理想に生きるか選べと理人に迫る。

 

いやいや理想でしょと言いたいけれどルート的にはBADなんだよね……。どっちも割と心理的には正解っぽいけれど。

 

この二択が『臨界天のアズラーイール』において唯一の選択肢である。それぞれTRUEエンドとBADエンドだけれど、今回は現実世界ルートについて扱う。

 

現実戻ります、と言ったら「へえ、おもしれー人間」みたいな態度を取られたので、辛い現実よりも理想に生きたい人は大半なんだなあということがここで分かる。

 

まあ、というのも理人は顔を名前を思い出せないけれど、昔自殺しそうだった所を助けてくれた女の子に現実世界で教団の牢獄から脱獄してから一言お礼を言いたいらしいので、そのためだけに戻る決心をしたようだ。

 

そんな日数で大丈夫か?(四日)

 

これは理人くん男気あふれる……というか浮気では?麗美ちゃんは?子どもは?

 

感謝するだけならなんとも律儀なことだと思うが、理人にとって彼女は生きる理由といっても過言ではないので、ここまで入れ込んでいるのも仕方がない。

 

残り四日の命なので、文字通り「無敵の人」である理人は教団の悪事の証拠を手に入れてから、わざと工場機械で小指を切断。痛い。

 

その後教団に併設されている問診所で協力してくれる医者と出会い、上手く施設から抜け出した。

 

あと何故かアズラーイールが実体化して付いてきた。理由は「面白そうだから」だそうだ。あとメインヒロイン級に可愛い。(大事)

 

この辺で地震が起こる。地震は理想の世界の同じ時間帯でも起きていたので、プレイヤー的には「あっ……(察し)」となった。

 

理人は宗教団体の実態をマスコミや警察にばら撒いて、命の恩人である少女と過ごした孤児院へ向かう。そこで見た白百合の花畑を見て、彼女の名前が「美咲沙百合」だったことを思い出す。当時の施設長だった「パパ」から進学先の情報を聞き出して、そこへ向かった。

 

キャンパス内に入り、図書館で沙百合の卒業作品と就職先を見つける。卒業作品「lilium」は理人との思い出の曲であると同時に、『臨界天のアズラーイール』主題歌となっている。

 

沙百合の就職先へ向かった理人は沙百合がもう退職してしまっていることを知る。沙百合の知人から音楽とは関係ない仕事に就いたという沙百合の今の職場を教えて貰い、そこへ向かう。

 

なんとこの会社、というかビルは理人も理想の世界で来たことのある、長島麗美と共に設計し直した4階部分が燃えたビルであった。麗美はその時、「火事で女性が一人、犠牲になった」と言っていた。

 

理人にとっては理想の世界での年月を含めると8年前の出来事なのでパッと思い出せなくても仕方がない。

 

理人はやっと気付いたけれど、理想の世界の導入パート、「少し冗長かな〜」と思っていた部分は全て伏線になっていて、この火事で死んだ犠牲者「美咲沙百合」その人であるらしかった。

 

沙百合のためなら火の中水の中、理人は燃え盛るビルの中へ飛び込んでいき、実体化したアズラーイールの助けもあって沙百合を助け出すことに成功する。

 

沙百合さんにタイトスカートにタイツという性癖ぶっ刺さりCGカットがあったのはびっくりした。ありがとうございます(?)

 

なんとか理人は沙百合を助け出したのだが、四日とちょっとの寿命が尽きてお礼を言う前に死んでしまう。終わり。

 

 

 

 

 

〜エンドロール〜

 

 

 

 

 

のはずが、アズラーイールが理人の生きたいという願いから、寿命を戻してくれたらしい。

 

もしや死神どころか天使では?

 

アズラーイールは別の世界線の記憶を持つ理人が問題を起こさないように生涯を見届けなければならないし、理人の分の寿命を別の誰かで補填しなければならない。

 

損しかないように見えるアズラーイール理人の情に絆されたのだろう。

 

きっと理人と沙百合は結婚し、末永く幸せに暮らしただろう……めでたしめでたし。

 

いや、麗美さんは?(一応火災の最中にお別れするシーンはあった)

 

ストーリーはこんなところだが、総評としては脚本も作中音楽も高いレベルでまとまっていた……というより商業レベルにはあるだろうと思う。今でも普通にSwitchあたりで配信できそうなクオリティである。

 

ただ、そうなるとやはりノベルゲームにしても選択肢の少なさがネックになってくると思った。複数マルチエンドシステムであれば、同人ゲームでも文句なしに2000から3000円くらいは余裕で取れそうな作品だったように思える。

 

フリーゲームとしてはこれ以上ないくらいの傑作なので、同人サークル『→Quantize_』様のこれからの発展と充実を願うばかりである。

 

『→Quantize_』様リンク↓

https://quantizegame.wixsite.com/quantize

 

ダンキラはいいぞという話

ダンキラとはダンス&キラートリックの略であり、正式名称である。

 

「キラートリック?なんだろう叙述トリックかな?」などと言われてしまいそうだが、まったく違う。

 

要するにキラートリックとは必殺技みたいなものだ。イナズマイレブンでドドドンと技名が書かれるアレ、血界戦線で登場人物がクソデカボイスで叫ぶアレ。ダンキラとはダンスバトルをしながらたまに必殺技を繰り出すゲームということである。

 

このゲームの世界観は男子高校生が数多くのダンキラプロを輩出する紅鶴学園に入って専門的な勉強をするというもので、さらに噛み砕いて言えば「世はまさに、大ダンス時代!」ということである。(どういうことだ)

 

舞台としてはセブンズオリジンというなんか古の凄いダンサーが作った世界で、勝ち負けを決めるならじゃんけんよりもダンキラ!というようなわりと無理のある設定の中でダンス専門学校にいるような感じである。(かなり端折った内容)

 

たぶん関ヶ原の戦いとか第二次世界大戦とかもダンキラで決着を付けてそうな感じ。平和(?)

 

あとは基本的にありふれたソーシャルゲームと同じだ。差別化された部分はあるけれど、基本は青春ダンシング音ゲーである。

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(スタート画面)

 

このゲームの一番の売りはぬるぬる動くCGモーションだろう。同じ制作会社が手掛けたSEGAの『Readyyy!』というソーシャルゲーム大コケしてわずか半年でサービス終了してしまったことから、『ダンキラ!!!』も最初から不穏な空気が流れていたけれど親会社がKONAMIだからか半年たった今でも相変わらずきちんと運営されている。すごい(KONAMI感)

 

最近はキャラクターも最近増えて18人になった。まあ多分推しは見つかるだろうな、くらいの人数。でもみんな一応高校生なのでイケおじみたいなキャラはいない……。ちょっと悲しい。sideMみたいな重めの設定もあんまりないので、あくまでも元気いっぱい高校生だけだ。

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(推しの愛宕蓮太郎くん)

 

ストーリーは『アイドリッシュセブン』や『A3!』に見られる物語に起伏があるタイプではなく、ひたすら男子高校生がキャッキャウフフしてコーチの立場の私がそれに絡んでいく、という内容である。

 

コーチの私は普段基本何もせず、コーチングを頼まれたらハイハイと付き添って喜びを分かち合う。先述した『アイドリッシュセブン』などはマネージャーが独立したキャラクターを持っているが、ダンキラのコーチは「あなた」という役割に徹せられている

 

良くない点としては、ダンキラのストーリーはかなりの容量があって、長く続けると5GBくらいまで膨れ上がってしまうのだ。「これでは少ないストレージを圧迫してしまう」と敬遠している人も多いのだろう。今は多少軽減されているが、未だ容量は大きめである。

 

その容量分キャラのサイドストーリーがあるし、なんと言ってもソウルリンクという推しCPの個別ストーリーが3つ用意されてるのが良い。全員の組み合わせが用意されているのでソウルリンクだけでもかなりの数になる。朝日ソラと夜野零士で「朝と夜」、霧山おぼろと月光院ノエルで「夜会ノクターン」など、CP事に名称まで付いてくるのだ。オタクに優しいコンテンツ…。

 

他にもメインストーリーはもちろん、カードストーリー、イベントストーリー、キラートリックを習得するまでのストーリーまで用意されているのだ。この辺りから、ストーリーにかなりの力を入れていることが伺えるだろう。

 

肝心のゲーム内容は、別の音ゲーだと声優が歌った歌に合わせてノーツを叩くという形がポピュラーだけれど、ダンキラの楽曲はどちらかというとDeemoのような楽曲として独立したものを遊ぶという形。そのままサントラに出来そうではあるが、まだ発売はされていないのが現状である。

 

多分そのうち出すだろうというか一応まだアプリがリリースして半年……。これからまだまだ前途洋洋なコンテンツなので期待していたい。

 

 

ツイートの通り、ダンキラはキャラクターの掘り下げにかなり力を入れているので、キャラクターをひたすら愛でていたい人にはとても向いているゲームだと思う。

 

それでいてゲームシステムは音ゲーであり、これまでキャラクターを愛でつつノーツを叩くようなゲームがなかったのでよほどのことがない限り『Readyyy!』ほど早く終わることはないと言えると思う。もう期間で言えばダンキラは抜いているのだけど……。

 

あとは何となく公式サイトみて好みの子がいたらちょっと始めてみるくらいの軽いテンションでいいと思います。全人類ダンキラやろうぜ!

↓公式サイト キャラクター  一覧↓

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感想『アイドリッシュセブン』第三部後半 たぶん了×百は王道だと思う

※この記事は後半です。前半はひとつ前の記事に記載されています。

 

圧倒的な悪役キャラの人物設定に「実はこういうことがあったんだよ」みたいな裏話が明かされ、それまで補強されていなかった薄っぺらな悪役に背景が裏打ちされ、深みが出たりする。それによって本人に同情したり、共感したりというターンが生まれるのだ。

 

例を出せば『シン・ゴジラ』のゴジラくんは巨悪として描かれているけれど、誕生秘話には人間の過ちによって回り回ってゴジラという存在が生まれた、とされている。少なくともこれを知れば誰だって自分の行いを見返し、多少なりとも考え直して改めようとするだろう。

 

本作『アイドリッシュセブン』の月雲了もその例に漏れず、彼自身の背景が分かると人となりが分かって魅力的なキャラクターに生まれ変わる……はずだ。少なくとも私はそう思った。

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以下、ネタバレ含め感想。

 

前回はTRIGGERの十龍之介が東京国際映画祭のステージに1人で向かい、3人の曲をひとりぼっちで歌い切った所まで書いた。

 

歌ったはいいけれど、アイドルとしての評判は地に落ち、ツクモプロダクションから台頭してきたZOOLというアイドルに人気で抜かれてしまう。

 

いやZOOLの狗丸トウマくん、どタイプの顔なんだけど……。悪役なの……?などと思っていました。この時までは。

 

八乙女事務所に「TRIGGERを渡せ、飼い殺しにしてやる」と詰め寄った月雲了だったけれど、八乙女社長が苦肉の策としてTRIGGERの契約を終了させ、TRIGGERにインディーズアイドルとしてやり直しさせる。アイドルとしての転生

 

振り出しに戻ったTRIGGERは、マネージャー姉鷺の提案によりその年で一番話題をかっさらったグループに送られる、Music of People(通称MOP)という賞の獲得を目指すことになる。

 

何人かの協力を貰い、初めの一歩としてキャパの狭いライブハウスでライブをするが、以前根強いファンを有するTRIGGERでは公害レベルで人が集まり、出禁になってしまう。

 

そりゃそうだ。今リアルでSexyZoneが事務所解雇されてインディーズから始めます!キャパ300人ね!とか無理に決まってるよ……。

 

FSCホール級の大きなアリーナを借りられたら問題も解消される……。そう、FSCと言えばその会社の会長の令息たる逢坂壮五くんがいる。彼は勘当された身ではあるものの、TRIGGERに「自分が話せば借りることも可能ではないか?」という提案をした。

 

待ちに待ったMEZZO''回……(落涙)

 

壮五は環と一緒に大きな実家へ突入したけれど、あまりに頑固な逢坂父に面会早々、終戦ムード

 

金の無心だろう。いくら欲しい。

お前と話す時間が惜しい。早く望みの額を言え。

 

壮五は「音楽への愛をちゃんと聞いて欲しい」と申し出るが相手にされず、振り払った使用人を傷付けた罪を環にすり替えられそうになる。

 

環くんが暴力を振るわないことに感動してたらこの仕打ち。ウワーーー!

 

相方を前科持ちにさせられたくない壮五は家に戻ることを了承。環を家に軟禁されたまま最後の仕事として夕方のMEZZO''でやっているラジオの現場へと向かった。

 

そこで音楽への愛を泣きながらぶつけた。

 

好きな曲を聞いている時は、自分のことが好きでいられたんです。(中略)僕は……。ずっと……。……自分を好きになりたかった。(中略)憧れた思いは、この胸に残っているから。僕は、音楽と生きていたい。

 

し、しんどい……TRIGGERより全然泣いた。MEZZO''の話は全部泣かせてくる……。

 

環の助力によってその言葉を聞いた逢坂父が半ば音楽活動を容認した形となって環は軟禁から解かれ、7000万円も借りられて、FSCホールも押さえることが出来て万々歳!ヤッター!

 

TRIGGERは感謝の気持ちと共にFSCホールでのライブを見事に満員御礼で成功させた。ツクモプロダクションこと月雲了はもちろん横槍を入れようとしてきたが、FSCの名前の前に日和見、静観を決め込むこととした。

 

やっぱりあのツクモさんも巨大な権力にはタジタジですなあ?んん??(煽)

 

まあその後TRIGGERくんはRe:vareのバックダンサーとして登場したりして着々とファンを取り戻していった。やっぱり急に干されたら不自然だとみんな思うよね。

 

MOPの前に24時間テレビ「FRIENDS DAY」という番組が始まった。例に漏れず月雲了くんは環の地雷である父親をスタジオに送り込み、現場をめちゃくちゃにしようと画策した。しかし、Re:vareの機転により鉢合わせは免れる。

 

てっきり環が怒らずに父親とケジメを付ける展開になるのかな〜と思いきや、月雲了くんがぐぬぬ…していたくらいで本当に何も起こらなかった。当の父親は「おかりん」こと岡崎さん&顧問弁護士に連れられ別室へ……。サヨナラ。

 

ランキングで決められるフレンズメモリアルソングはTRIGGERの曲「SECRET NIGHT」。IDOLiSH7七瀬陸のまるでゼロのような共感を産む歌声でTRIGGERへの刺々しい世論は緩和。フレンズメモリアルソングに選ばれたことからMOPの順位も一位まで一気に駆け上がっていた。

 

月雲了はまたしても懲りずに、MOPでは陸と天の双子関係をバラして馴れ合いの雰囲気を出す計画を立てる。ZOOLの根がいい子、狗丸トウマは百をカフェに呼び出して告げ口するが、居合わせた月雲にあっさりバレてしまった。

 

あはは。あんたのアイドルは根性がないなあ。軽くゆすっただけで喋ってくれたよ。

 

も、百さ〜〜〜〜〜〜ん!!!イケメンすぎる百は咄嗟の判断でトウマを庇ったのだ。

 

百は行き過ぎた月雲の仕返しにより、酒を飲まされベランダから落とされそうになるが、異変に気付いた千とTRIGGERの十龍之介によって間一髪で助かる。Re:vareの愛が垣間見えるのが推せる……。よい……。あと月雲の友達のゴロツキ撤収させた十さんには圧倒的感謝

 

月雲了はどうやら幼少期にゼロから手を振って貰えなかったことを根に持ち、酒の席で「一緒に何かやろうね」と言ってたのに一向にRe:vareを辞めない親友だと思っていた百に裏切られたと感じ、アイドルへの復讐劇を始めたようだった。メンヘラか?

 

「馬鹿野郎!素面で言えよ!」とは百の言である。まったくその通り。恥ずかしかったんだね月雲さん。かわいい。

 

もしかして百×百めちゃくちゃアリでは??

 

などと思ってしまったが、どうやら了くんもかくかくしかじかで情状酌量の余地はあるらしい。第四部ではどうなるか分からないけれど……。

 

とにかくMOPはTRIGGERが勝利して、その年一番話題になったアーティストの栄誉をその手にした。

 

第三部でも不穏な種がばらまかれてきっと第四部で花開くのだろうけれど、個人的には見たいような見たくないような……という感じだ。第四部はまだ完結していないようなので、読み進めようか迷っている最中である。

 

とりあえず後半はMEZZO''回だった。異論は認めない。MEZZO''最高。

 

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SECRET NIGHT(app edit)

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