隠れ家的パフェ屋「ぴーぷるぴーぷ」に行った感想
これは私がかねてより切望していた、「ぴーぷるぴーぷ」にてパフェを食べてきた記録である。
「ぴーぷるぴーぷ」とは、札幌のすすきのに位置するマニアに熱狂的な人気を誇る唯一無二のパフェ屋さんである。【店内撮影禁止】などの独自ルールを複数持ち、何故か「パイとケーキ」という看板を掲げ、いかにも一見さんお断りの雰囲気を醸し出している独特のお店。店主独りで注文から調理まで行うため、1日2回転までがせいぜい。待ち時間は2時間~5時間という、異色のスイーツ店である。
店内撮影禁止&見やすくするため、ルール説明(ほぼ原文) ↓
トラブル防止のため
時間を気にするお客様(例えば、どのくらい時間がかかりますか、待ちますかと聞かれるお客様)は、その時点でオーダーを受け付けません。
※時間を聞いたお客様はある程度の確率でトラブルの可能性があるためで、時間を聞いた時点で、瞬間的に見極めが難しいため、すべてのお客様に無条件に話しています。誠に申し訳ありません。
※当店ではオーダー(注文)を受けた時点で待ち時間の開始とします。
※当店では、パフェスプーンをテーブルに置いた時点で正式にオーダーの確認とし、その時点よりキャンセルは出来ません。
時間の説明(状況によって作り方が変わります)
状況1(なるべく状況1で作るように努力しています)
パフェの完成した順に運びます。状況2より時間は短縮されますが、一緒には来ません。間隔を空けて運ばれてきます。
状況2(間隔を置かずに、一度にお客様が来店された場合または準備が後手後手になって場合etc)
店内にいるお客様の注文を全て一度に作り、一度に運びます。
〇パフェ1個、3分くらい掛かるので、10個で30分(但し、作っている時に来店されたお客様の分も追加となります。)
〇最終的に20人くらいになれば、3分×20人で1時間以上掛かります。
※状況1の場合も状況2の場合も、満席で混んでいる場合は全てのパフェが出てくるのがPM9:00ぐらいになる可能性があります。
2回目(2巡目)は更に洗い物全て完了(パフェグラス解凍)時点でのスタートとなります。
PM9:30以降に来店されたお客様(当店ではオーダーを受けた時点で待ち時間の開始とします)
状況により(店の混み具合を見て微妙な場合はマスターに相談してください)最終電車、バス等、交通機関に間に合わない場合が多々あります。
そういった微妙なお客様のオーダーは受けられません。
※トラブル防止のため、ご了承ください。
※当店はできるだけ急いで作りますが、慌てては作らないため、毎日2回転ぐらいの効率の良くない店です。そのためこの店に合わない(待てない) お客様はトラブル防止のためご遠慮願います。
…ルールとしてはざっとこんな感じです。他にもこの店独自のこだわりポイントが店内あちこちに渡って書かれているんですが、それは自分の目で確かめてください。
店内の雰囲気
これはまさに隠れ家的と言っても過言ではない。地下を含めても広くない間取りに、白熱灯だったり蛍光灯だったりが入り交じるかなり暗い店内。何故かLINEの危険性が書かれ張り出されているA4用紙。ほぼコンクリの壁面にはびこるクモの巣が暗い店内を彩っている。私もさすがにここまで怪しい雰囲気だとは思ってなかった。これは来てみないと分からない面妖さだろう。あとコーヒー頼んだらミルクの代わりに生クリームが来た。これもクリーミーでめちゃくちゃ美味い。
(机上のものは撮影OKだった)
いざ実食!!
全部で三時間、コーヒーが出されてから恐らく二時間くらい。やっとこさパフェがおいでなすった。私が頼んだのは「春抹茶パフェ」。味の感想としては、とにかく甘さが控えめで、クリームからアイスまで甘くない。降りかかっている抹茶パウダーはちょっと苦く、下の部分の溶け出しているアイスの中にもビター抹茶チョコのようなものが混ぜ込んである。これがめちゃくちゃビターで苦い。私は人生で初めて苦いパフェを食べた。
抹茶の塊みたいなのがアイスに混ぜ込んである 抹茶アイスなんだろうけど、後味は結構苦い アイスの甘みと完全にシンクロしている
— 佐藤 コウキ (@sk_lv1) July 26, 2019
率直に感想を言えば「めちゃくちゃ美味しかった」と言うほかないだろう。後々もう一品頼んでおけば良かったと凄く後悔した。普段食べているパフェは食べ進めていくうちにくどくなって後半の食が進まなかったりするけれど、ここのパフェは量も適度だし、「もう食べ終わったしまった」という感想になると思う。
メニュー表
マスターに聞けば、机上のものはすべて撮影OKらしいので一応メニュー表を撮っておいた。隣の席の「ぴーぷるぴーぷ」常連さんによれば、ここの店の真骨頂は季節限定のメニューらしいので、今度はブルーベリーパフェを食べるために九月くらいに来ようと思う。前評判から、マスターはかなり偏屈な人かと思っていたけれど別にそんなことはなく、仲良くなれば世間話も出来るようになるみたいだ。
皆さんもぜひ木〜日曜日の夜七時の予定が何もなければ(月、火、水は休業)、すすきのまで足を延ばして「ぴーぷるぴーぷ」に行ってみてはどうだろう。おいしいよ!
今度ラム酒のやつと売り切れてたクリームチーズ食べたい 期間限定のものも幾つかあるから食べたいね 特にスイートポテトとにんじん
— 佐藤 コウキ (@sk_lv1) July 26, 2019